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用事を済ませて玄関先で直ぐ帰るつもりでいると「まあ、寄ってきましょ」や、「まあ、あがっとくれ」
のような言葉を掛けられお誘いを受ける事があります。
お言葉に甘えて家にあがるお茶と漬物、煮物あたりが卓袱台に用意されます。
お茶は熱〜い「日本茶」、漬物は「おな」が圧倒的に多い。
ためらっていると家の人から「あがっとくれ」「(遠慮せずに)たんと食べり」と食を勧められ、「いただきます」...と、
ご馳走になるわけです。
食事を頂いた後は、「いただきました」の挨拶を忘れずに...
家に帰ったら「今日○○さんの家によばれて、ごちそうになった」と親に報告しないと、後から発覚した時怒られる事は言う
までもありません。(親からお礼を言って、場合によってはお返しをする必要もありますので)
※ 私も子供の頃は報告を忘れてよく怒られたものです(笑)
第一回目は少ないですが以上です。
本文中に不適切な表現がありましたらお許し下さい。(見直しをして行く予定です)次回以降も引き続き新しい松本弁について
掲載したいと思いますので、お楽しみに。
@解説
- 「(まあ、)寄ってきましょ」「寄っとくれ」
「(直ぐに帰らずに)家にあがってお茶でも飲んで行きませんか?」と言うような意味が込められている。
「(家に)寄る」も「あがる」も標準語だと思いますが、そこに「ましょ」や「くれ」が付いて親しみを込めた言い方になっています。
使い分けはよく解りませんが、
「〜しましょう」→ 「〜(し)ましょ」
「〜してください」 → 「〜してくれ」 → 「〜しとくれ」
のような短く変化していったのではないでしょうか?
「寄ってくれ」では無くて「くれ」の前が「と」になるのがポイントです。
- 「おな」
信州名産「野沢菜」の事、地域によっては「なっぱ」「おはづけ」とも言います。
- 「あがっとくれ」
「(家に)あがって下さい」と「(食事を)召し上がって下さい」と意味は違うが同じ言葉になる特殊な例のひとつ。
- 「たんと」
「たくさん」の意味だが、最上級は「た〜んと」と伸ばし方で度合いを現す。
- 「食べり」
「(遠慮せずに)食べなさい」と子供に言う時などやさしく言う場合に使う。「食べましょ」や「食べとくれ」はもっと急かした時の
言い方になる。
- 「いただきました」
一般的なら「ごちそうさまでした」になるが、「いただきます」の過去形なので「いただきました」になる。考えて見ればなるほど!
と思うがりっぱな方言。
小学校では給食の最後はこの挨拶が当たり前だったが、今はどうなのだろう?
- 「よばれる」
簡単に言うと「招待される」になるが、約束も無く急にお邪魔する場合も同じ。確かにその人から声を掛けられ「呼ばれた」のが、
きっかけになっていますが...
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